英会話スクールに子供が通うメリットとデメリット
- 英会話教室に任せておけば、しっかり英語をマスターできると考えていませんか?
- 子供が家にいない時間ができるから、親の負担が少なくなると思っていませんか?
教室に通うことで送迎が必要になったり、親どうしの付き合いが発生する可能性があるので注意が必要です。
でも専門の講師からしっかり英語を教えてもらえるのはスクール制のいいところ。異文化に触れて視野の広い子に育ちますし、集団行動のトレーニングにもなるのが大きなメリットですね。
目次
子供のころから英会話教室に通うデメリット
英会話教室に通う場合、ご両親に認識しておいていただきたいのは
- 送り迎えが必要になります
- 近所の子と同じ教室になりやすいです
- 週に何回かの教室では、学習の効果が上がらない場合があります。
教室が遠いと送迎の時間も馬鹿にできません。
英語教室を楽しみにしている子ならいいのですが、それほど熱心じゃなかったり、興味がない子の場合はすぐに辞めてしまって、通学に掛けた時間が無駄になってしまうかもしれません。
次に、近所の子と同じ教室になると何がデメリットかというと
親同士の関係が発生するという事です。
積極的に他のママ達と関わりたい方ならいいですが望まない人間関係に疲れてしまう方も多いです。例えば、
- 送り迎えを頼まれることが多い
- 教室の時間まで子供を預かって欲しいと頼まれる
- 頻繁なお茶会がある
- 親同士でいくつかグループができて色々気を使う
好むと好まざるとにかかわらず、教室に通うようになるとお付き合いが色々でてきて、子供の学習だけに集中するのはなかなか難しいようです。
また週に数回の教室ではなかなか学習の効果はあがらないのがもどかしいところです。
高い月謝を払ってお友達と遊んでるだけという事になることも。
正直、週に2時間位では、話せるようになるのは厳しいかもしれません。
それと子供の性格が教室(講師)と合わない、場合も大きなデメリットです。
親からすれば、将来のために教室で身に付けて欲しいことが色々あるのですが、英語に対する拒否感を持ってしまう可能性があります。
どうしても嫌がる子には他の英語教育方法を試してみるのも良いかもしれません。
今ではオンライン教室や自宅用の教材でも素晴らしいものが沢山あります。
お子様の性格に合わせて、英語が楽しめる最適な環境を提供してあげて下さい。
林修先生の幼児英語教育は不要という意見について
林修先生が、TV番組中で述べた意見は以下のようなものです。
「子どもに早期英語教育をさせている東大出身の親に会ったことが無い」
「英語ができない人ほど、子どもに英語をやらせたがる」
「子供のうちは英語よりも論理的思考力を伸ばすべき」
それに対し関西学院大学社会学部で准教授をされている寺沢拓敬氏が反論。
「林氏の意見は推論であり、統計的な社会調査データと異なる」
「実際のデータでは、英語ができる人ほど英語の早期開始に肯定的」
以下の図からも英語ができる人ほど小学生以前からの英語教育に肯定的なことがわります。
林先生の「まずは思考力を育て英語は後からでいい」という考えも、閉鎖された日本の教育環境の中でだけ成立する話で、将来海外に出て行こうとするグローバルな若い世代にはあてはまらないかもしれません。
両者の意見も踏まえ、私が子供の英語教育について思う事は2つ。
- 家庭では日本語をしっかり教える
- 「英語は楽しい」と思える教育をどんどんしてあげる
子供のやわらかい頭は、なんでも吸収してくれますからね。
子供のころから英会話教室に通うメリット
- 知識やノウハウを持った講師から教わることができます
- ネイティブ講師なら、きれいな発音や外国の文化を学ぶことが出来ます
- 近所の子以外にもお友達ができるので、楽しく通えるかもしれません
- 集団行動をすることになるので、学校生活の準備になります
教室に通うと、その時間は「読む」「書く」「話す」「聞く」すべての能力をバランスよく使います。
実際のやり取りを通して学べるので、教室に通う事は自宅英語教材やオンラインに比べて子供の印象に残りやすいのです。
ネィティブの先生なら本物の発音を聞くことができますし、「外国人に接することに慣れる」、「外国の文化に触れることができる」といったメリットがあります。
教室に通うのがイヤじゃない子なら、とても効果は高いと思います。
視野の広い、グローバルな価値観を持った人間に育ってくれるでしょう。