幼児英語教育はいつから始めるべきか
子どもの英語教育は2~3歳から10歳くらいの間に始めるのがおすすめです。
早めに始めないと「RとLの発音が聞き分けられなくなる」なんて脅かす業者もいますけど、実社会で英語を活かす程度ならそんなに焦らなくとも大丈夫です。
でも遅くとも10歳までには始めた方が良いでしょう。
なぜかと言うと、
10歳までは脳が何でも吸収する大切な時期だから。
脳の成長期の2~10歳までに英語に触れさせてあげましょう。
でもバリバリの英語教育!ではなくて、楽しく英語で遊ぶ感じでOK。
この時期に英語に親しんでおけば、
- 成長してからも英語が好きになってくれます
- 授業で英語が出てきても苦手意識を持たなくなります
- 将来英語で苦労しなくなります
- 国際的な文化に興味をもってくれるようになります
目次
2~3歳から10歳までの間に、英語に触れる
人間は脳が未完成の状態で生まれてきます。
脳が完成してしまうと、頭が大きくなりすぎてお腹から出てこれないからです。
時間をかけて、だんだんと脳が完成していくようになっているんですね。
子供の脳が完成するまでの3ステップ
- 模倣(もほう)期(0~3歳)
真似をすることで周りの環境を無条件に取り入れる時期です。
生きるのに必要なプログラムが脳にインストールされ、後の人生のベースとなります。
特にお母さんの影響を強く受けますから、沢山の大切なことを教えたい時期です。
- 主張期(4~7歳)
これまで学んできたことを自分で考えて実行し始めます。
「何をするかは自分で決めたい」、「自分のルールを主張したい」、「他者との関係をはっきりさせたい」
自己主張をすることで、自分の望みを実現する喜びを学び、他者との関係性を構築するスキルを学んでいきます。面白くない・やりたくない物には、なかなか手を付けてくれないかもしれません。
一方で興味がある事には、凄い集中力を見せてくれます。
英語に興味を持ってくれると、ほっておいても色々吸収して親をビックリさせることもあります。
- 臨界期(8~10歳)
脳のシステムが完成します。
言語の学習も10歳までに始めれば、効率的に吸収することができます。
10歳の臨界期までの1年は大人になってからの10年に匹敵すると言っても過言ではないでしょう。
以上の3ステップで脳が完成されます。10歳までには英語のエッセンスを脳に入れてあげるのが理想ですね。
スキャモンの発育曲線
教育界では必須の知識となっているスキャモンの発育曲線です。
7歳くらいまでは、体よりも脳などの神経系の方が優先して成長し、10歳くらいでほぼ成長が完了することが分かります。
脳が急激に成長するこの時期は、大人とは比べ物にならないくらいの吸収力です。
なので10歳までの時期を、学習の「黄金期」や「クリティカルエイジ」と呼んだりするんですね。
この時期を逃すと、二度と基礎が作られません。
是非ともこの時期に、お子さんに英語を吸収させてあげたいものです。
私と、私の周りの人の英語環境
個人的なことで恐縮ですが、私も振り返ってみると小学生くらいまでに英語教材やおもちゃ、英語教室で英語が頭に入ってきてたおかげで、後々英語が好きになったんだと思います。
けど当時は勉強していた覚えはなく、遊びの延長でした。(通わせてくれてた親には申し訳ないですが)
会社の先輩にも、ネイティブの先生がいる幼稚園に通っていた人がいます。
その先輩も遊んでた印象しかないそうです。
ネィティブの発音が幼稚園の頃に身に付いたそうですが、中学や高校では浮いてしまうので、周りの皆に合わせてわざわざカタカナ英語の発音をしていたそうです!
その先輩は今は仕事でバリバリのネイティブ発音で外国人と話されてます。
幼児期の英語学習は2~3歳から10歳前までに、そして経験から言うと「楽しく」もキーワードですね。