シャドーイングとは
シャドーイングとは聞いた音をすぐに繰り返してまねる事。
英語独特の音の区切りや、イントネーションなどを学べるので、ネィティブっぽさを身につけるために有効な学習方法です。
子供がシャドーイングを行うには、まずは英語の意味は考えずにそのまま繰り返すことが大事。
子供の場合、大人のシャドーイングとは違ったやり方をする必要があるのでこの記事を参考にしてトライしてみて下さい。
目次
シャドーイングとは聞いた音をほぼ同時に反復する事
シャドーイングは、音を聞くと同時に発声する事をいいます。
同時に繰り返すのが大事で、遅れてもその差は数秒以内。
なので文章をスムーズに組み立てられるか、ほぼ覚えてる必要があります。
シャドーイングは高いリスニングとスピーキングの能力が求められる技術。
英語学習に取り入れることで、とても効果が上がる手法です。
子供がシャドーイングをするコツ
子供がシャドーイングを始めようと思ったら、まずは復唱から始めるのが良いでしょう。
正確にはシャドーイングではなく、「リピーティング」という方法になります。
シャドーイングは聞いた瞬間繰り返すのですが、英語に慣れていない段階では難しいですね。
なので、リピーティングでは区切りの良い所で一旦英語の音声を止めてから繰り返します。
文章を覚える効果があるので、最初はリピーティングで初めて、慣れるにつれてスピーディーに繰り返すようにして最終的にはシャドーイングに移行するのが効果的です。
シャドーイングの効果
英語学習にシャドーイングを取り入れることで、次のような素晴らしい効果を得ることが出来ます。
- リスニング能力が身につく
- スピーキング能力が身につく
- 英語独特の単語の繋がりが分かる
- 英語で会話する際の瞬発力がつく
- ネイティブっぽい英語が話せるようになる
- リスニング能力
耳で聞くことがスタートになりますから、学習を繰り返すことで自然と「英語耳」が身につきます。
日本語と英語では使われる周波数が異なるので、普段から英語を聞きなれてないと上手く聞き取ることが出来ないのです。
コミュニケーションの基本は「まず相手の話を聞く事」ですから、シャドーイングの訓練で英語耳が自然に身について、気が付いたらリスニング能力も身についていた、という事になるわけです。
- スピーキング能力
リスニング後に必ず自分で発音して繰り返す。
発音や抑揚、リズムなどを聞いたとおりに真似て繰り返すので、正しいスピーキング能力が身につきます。
- 単語の繋がりが分かる
英語を聞いても、早くて何言ってるかよく分からない、と言う事はありませんか?
実際早口の人もいるのですが、多くの場合それほど早口でなくても、単語がつながっているので聞き取りにくいと言う場合がほとんどです。
例えば日本語でも、「この間」を「こないだ」と縮めるのと同じように
英語でも「グッド・アフタヌーン」を「グダフタヌーン」とか
「チェック・イット・アウト」を「チェキラ」と縮めて言うから難しく聞こえてしまうんですね。
シャドーイングで真似することで、こういった独特の繋がりのパターンも自然と身につけることができます。
- 会話の瞬発力
聞いてすぐに発話する訓練を繰り返すわけですから、脳が英語を「聞く」「話す」というプロセスに慣れていきます。
日本語で考えて頭の中で英語に訳して、それから英語で発話するという処理がなくなります。
英語で聞いて英語で答えるように脳が適応するんですね。
最初は練習した会話フレーズでしか効果は実感できないのですが、学習するにつれて会話パターンが脳にストックされていくので、ペラペラの会話ができるようになるわけです。
これは赤ちゃんが日本語を覚えていくのと同じ仕組み。
最初は覚えた言葉の繰り返しだけだったのが、だんだんと言葉を組み合わせてスムーズな会話ができるようになっていくのと同じですね。
- ネイティブっぽい会話ができる
シャドーイングをすることでこれまでのPoint1~4が身につくことになりますので
ネイティブに話しかけられても、瞬時に英語で理解し英語で答えることができるようになります!
しかもその発音はリンキングも入ったネイティブっぽい発音。カタカナ英語ではありません。
傍から見たら、帰国子女なのかと思えるくらいのスムーズなコミュニケーションが取れるようになります。
シャドーイング学習に向いてる子供英語教材
魅力的なシャドーイング学習ですが、子供の英語学習でシャドーイングを取り入れているものはあまり多くありません。
数少ない教材の中でも、実際に口コミによく登場するのが
七田式メソッドのセブンプラスバイリンガルです。
口コミ・評判を以下の記事でまとめていますので興味のある方は参考にしてみて下さい。